怖いから引く

昨日の弓道場での話です。


弓道をするには当たり前ですが弓と矢が必要です。
弓には弦が張ってあり、矢を飛ばすには矢を弓につがえる必要があります。
矢には「筈」と呼ばれる溝があり、そこに弦を引っかけます。
そのままの状態で引き分け、弦を離すと弦は矢を押しだし、矢は前に向かって飛びます。
引き方がまずいと引っかけた弦が筈からはずれ、矢は前に進みません。
これを「筈こぼれ」というんですが、引いている最中にこれがあると矢が床に落ちてしまいます。
ですが弦を引き手を離すまで全く気が付かないでいると、不安定な矢を弦が叩き耳元で盛大な音を立てて矢が床にたたき落とされます。
これが良い感じに恐怖心を植え付けてくれました(^^;)
弓と弦を引き分けて頭の中でカウントを5数えてから弦を離すようにするのですが、手が放れてくれません。
何とか離しても顔が逃げてしまったり、目をつむってしまいます。
怖いのですが、これを何とかしないと弓が引けなくなります。


怖いからこそ引く。
しばらくは恐怖心を無くす事が目標になりそうです(^^;)